リサイタルまであと9日!!
たぶん全曲の解説はブログでは間に合いません!
断言(笑)。
という訳で、今日はブラームスの歌曲で一曲目に歌う
「ことづて」
これは、G.F.ダウマーのドイツ語訳で、
原詩はペルシャ人のハーフェズ(Hafiz ハーフィズとも書かれる)
によって作られました。
ペルシア語圏では知らない人はいない「聖なる存在」として人々の生活に深く根付いている。
また、詩集を用いた「ハーフェズ占い」なるものも存在し、街中でおみくじのように売られている。
コーランを全て暗唱する者の称号をハーフィズという。
(Wikipediaより)
すごい人なんですね〜。しみじみ。
私はまだ見ていないんですが、『ハーフェズ ペルシャの詩』っていう
映画が2007年にイラン・日本の合作で作られてローマ国際映画祭審査員特別賞を受賞してるらしいですよ。
時代を1814年にもどしま〜す。
ハーフェズのドイツ語訳が出版され、ゲーテも東洋に憧れ影響を受けます。
そして作られたゲーテの『西東詩集』
その中に含まれている「ズライカの書」は
ズライカをマリアンネ、ゲーテをハーテムとして書いた相聞歌。
あれ!?どっかで聞きました?マリアンネ!
そう、曲目解説その1で「ズライカの歌」はマリアンネの作詞じゃないかな〜って書いたマリアンネさんです。
あら〜〜〜!つながりました
作詩も作曲もそれぞれ別ですが、
シューマンの1曲目は女性の側から、
ブラームスの1曲目は男性の側から見た
遠く離れた恋人の気持ちを歌います
やさしいそよ風よ 吹いておくれ
愛するあの人の頬に
柔らかな巻き毛に戯れて
急いで行ってしまわないで!
あの人はひょっとすると問い掛けるかもしれない
哀れな私の様子を
そうしたら言って
「とても辛い彼の状況は苦しく計り知れないけれど
今すばらしい望みを持つことができた
あなたが彼のことを思ってくれているから」と